トルコ→オランダ(ノールトウェイク)
2月12日 月曜日 AM 6:30
空港へ向かう6:30のバスに乗りたかったけれど寝過ごす。
Memoがわざわざ起きてくれて、コーヒーとさよならを言ってくれた。
7時のバスにのれた。
月曜日のトルコの朝はシャバット明けで混み合うから早めに動いた方が良いそうです。
空港まで1時間ほどかかる。
AM 9:30
トルコのサビハギョクチェン空港のセキュリティーは3度も機械を通した。
何か種類が違うのかもしれないけど、すごくめんどくさい。
1時間半ほどかかった。
フライトの時間は10時半。朝食に空港のマクドナルドを買ってみた!同じ味。
トルコの空港は物価が安めなので気負いせず色々買えた。
けっきょく引き出したリラをほとんど使わないトルコになっていてすごくお金が余った。つぎ、また。そのまま両替せずにポーチにしまう。
AM12:00
機械トラブルで空港全体が2時間ほどダウン。
この日はトルコからオランダへ移動。
予定より少し遅れて、出発と同じアムステルダムのスキポール空港にもどる。
PM 4:00
電車とバスを乗り継いで、1時間半ほどでノールトウェイクという海沿いの町へ行く。
「The Flying Pig Beach Hostel」という安ホステル。
一泊8ユーロ。
アムステルダム市内にも同じフライングピッグのホステルがあるのだけれど、この海沿いの方のレビューに「夕日がすばらしい」と書いてあったのでこちらにした。値段も市内から外れているのでとても安い。
バス停を降りるとすでに日が暮れ始めていた。
冷たく肌を切るような海からの強い風がふく。
チェックインよりも先に夕日が見たくて、重たいバックパックを背負ったままビーチへ向かう。
細かい砂の広がる、美しいビーチだった。
海に沈むオレンジ色の太陽の下には、豪華客船だろうか肉眼で確認できるほど大きな船が幾つも浮かんでいた。
何ヶ月も帰ってこないのだろうか。
あの中に、どんな生活があるのだろうか。
陸に足をつけたくないのだろうか。
太陽が沈む先にはイギリスがあるらしい。
コンバースの穴から砂が入って気持ちが悪いけれど、ビーチをひたすら歩き続けた。
PM 6:00
チェックインをすませ、部屋にむかう。
予想していたよりもかなり簡易的だが綺麗だった。
2段ベットが8つ、同じ部屋に並べられ、ベッドにはカーテンも仕切りもない。
下段の空きをひとつだけみつけたので、シーツでカーテンを作る。
シャワーもほどよくお湯が出て、きれいに掃除されていた。
ハイデルベルクの時の学生寮のほうが、よっぽど監獄のようできつかったのを思い出す。
身体からあがる湯気の匂いは、この1週間あびてきたシャワー違う匂いがする。
海沿いだからだろうか、硬くなく、すこし優しい水だった。
ー
歩いて5分くらいの場所にあるスーパーで買い出しをする。
オランダはいつも物価が高い。
スープをつくった。
60代のインドネシアのおじさんが、もう5ヶ月も宿泊していると言っていた。
人生リタイアしてから好きなことできるのはいいことだ。
他にもなれた雰囲気のひとはだいたいスタッフの人だった。
スタッフは11人くらい居るらしく、きっと働きながらロングステイできるプランがあるんだと思った。
ある女の子はスタッフみんなのご飯を作っていて、タコスが出来上がっていた。
夜もさらに深まると、スモーキングルームにひとが集まる。
カードゲームをしたり、おしゃべりしたり、ソファで寝ていたり。
身体の疲れが突然降りてくる。
「今日ははやくに寝ます」というと、今日1日なにもしていないというそのおじさんも「疲れたので寝る」という。
なにもしなくてもひとはつかれるのだろうか。
そう思ったけれど、わたしもただ移動して夕日をながめてスープつくっただけだった。
なにもしないというのはなんなのだろう。
2段ベッドの手作りのシェルターの中に、倒れるように眠り込んだ。